Strengths
強みは、経験の中から見つけていく。
強みを、最初から一言で言い当てる必要はありません。まず、これまでに何を経験したかを出します。そのうえで、そこでの行動・工夫・結果を分けて見て、別の場面でも同じように活かせそうかを確かめます。そこまで整理できると、強みとして説明できる候補が見えてきます。
自分の強みがわからなくなりやすい理由
自分にとって当たり前すぎる
無意識にできていることほど、自分では価値として認識しづらくなります。
成果の大きさだけで判断している
目立つ実績だけで考えると、日々の工夫や続けてきたことが視界から外れます。
性格や才能だけを強みだと思っている
性格や才能を探そうとすると、経験の中の行動や工夫を見落とします。
強みの根拠を取り出す
強みを先に決めてから経験を探すと、当てはまるものが見つかりません。順番を逆にします。
まず、経験した事実を出す
この時点では強みを探しません。担当した場面や任された役割を、起きたことのまま書き出します。
仕事に限らず、アルバイトや学校のことでもかまいません。
行動・工夫・結果に分けて見る
ひとつの経験について、何をしたか、なぜそうしたか、自分なりに変えたことは何か、その結果どうなったかを分けます。
結果は売上や数値だけではありません。ミスが減った、続けられた、任される範囲が広がった、なども結果です。
繰り返せる部分を言葉にする
別の仕事でも同じ行動や工夫を使えそうかを確かめます。繰り返せそうな部分が、強みとして説明できる候補になります。
人から任された理由とつながっていれば、根拠はより説明しやすくなります。
分解してみた例
分解のしかたを示す例です。実在の相談者の実績ではありません。
「コミュニケーション力があります」では、何ができるのか伝わりません。
- 経験
- 問い合わせ対応を担当していた
- 行動
- 返答の前に、相手がどこまで分かっているかを確認した
- 工夫
- 結論から伝える順番に変えた
- 結果
- 往復のやり取りが減り、対応が進みやすくなった
- 再現性
- 相手に合わせて情報を整理して伝える、という進め方は他の場面でも使える
- 強み候補
- 相手の状況を整理して、伝え方を調整する力
大きな実績がないときに何を見るのか
強みの根拠は、受賞歴や大きな数字だけから取り出すものではありません。日々の業務での工夫、続けてきたこと、任されるようになった役割にも表れます。
ただし、実績が小さければ必ず強みが見つかる、という話でもありません。見るのは規模ではなく、別の場面でも繰り返せそうかどうかです。繰り返せそうな部分が残らなければ、無理に強みとして言葉にしなくてかまいません。
強みのよくある誤解
表彰や高い数字がないと強みとは言えない
続けてきたこと、調整のしかた、相手の理解のしかたにも、根拠は表れます。
強みは1つだけ見つけるもの
役割によって出しやすい力は違うので、いくつか並べて見るほうが実際に近くなります。
自分で自信を持てないものは強みではない
自信の有無と、繰り返せるかどうかは別です。判断の軸を分けて見ます。
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よくある質問
- 強みが本当に全然わからなくても大丈夫ですか?
- 大丈夫です。強みを先に思いつく必要はありません。まず経験した事実を出し、そこでの行動・工夫・結果を分けて見て、別の場面でも繰り返せそうな部分が残るかを確かめます。
- 実績が大きくなくても強みはありますか?
- 強みの根拠は、大きな成果だけから取り出すものではありません。日々の業務での工夫、続けてきたこと、任されてきた役割からも見ていきます。見るのは規模ではなく、別の場面でも繰り返せそうかどうかです。
- 今の仕事が合っていない気がするのですが、それも整理できますか?
- はい。今の仕事で発揮しやすい力と、発揮しにくい力を分けて考えることで、向いている方向性が見えやすくなります。
- 強みがわかると転職に有利になりますか?
- はい。応募書類や面接での言語化がしやすくなるだけでなく、そもそもどんな仕事を選ぶべきかの精度が上がります。
- 自分の市場価値とも関係ありますか?
- 大きく関係します。市場価値は、どんな強みを持ち、それがどこで再現できるかによって評価されるためです。
自分の強みを、言葉にしませんか?
なんとなくの自己評価ではなく、経験の中にある再現性のある力を整理することで、次の選択肢が見えやすくなります。
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